初精神科

このところ、集中力と思考能力の低下が酷くて、仕事が辛くなってきました。
1年くらい耐えてやってきましたがどんどん悪化しているような気がしてちょっと危機感を感じ始めたので、はじめて精神科を受診してみました。行ったのは「時間をかけて慎重に正確に診断を下す医師」とネットのクチコミであったクリニックです。あまり混んでいなくて雰囲気も良いところでした。
私は口頭で考えをまとめて伝えるという事が苦手なので、PCで文章に書いてプリントアウトしたものを医師に読んでもらうという形で診療を行いました。

初診では鬱かどうかなど詳細はまだ不明。
気になっていた発達障害については、確定診断は次回以降、知能検査などを受けた後になりますが、医師の所見では「貴方はまず間違いなくアスペルガー」だそうです。

「プログラマという職業が本当に自分に向いているのかどうか疑問に感じている」という事も伝えてみました。完璧主義性からストレスを感じて、技術的には問題がないのにプログラマを辞めてしまう発達障害の人はけっこういるそうです。そういう人を診てきた医師ならちょっと信頼できるかなと思いました。「貴方はちょっと軌道修正してやるだけでプログラマとしてうまくやっていける可能性はある」とも。
就労支援の相談にも乗ってくれるみたいでした。

2時間ほどの診療で、終わる事にはぐったり疲れてしまいました。ゆっくり時間をかけて慎重に診る医師という噂は本当でした。適当に診て薬で簡単に解決しようとする医師も多いらしいですが、そういう人ではないようでひとまず安心です。次回の診断用テストもかなり時間がかかるらしい。
こちらの様子を見て「疲れたら休憩を挟んでもいいから」と言われました。

印象としては、さすが心を診るプロ、という感じです。
自分でいままで考えてもいなかった点をズバリ指摘されてハッとする事が多かったです。

たとえば・・・

私「子供の頃からよく空想をしていました」
医師「空想することで自分の心を守っていたんだね」

なるほど・・・そういわれればそうかもしれない。
精神的に辛くなればなるほど空想に浸る時間が増えていた。15歳から引きこもって数年かけて自分の心と真正面から向き合って以降は、段々空想の時間が減っていったから「空想の世界に逃げていた」というのは正しいかもしれない。

私「最近、頭がボケた、と言うよりも一つの物事について深く考えるキャパシティが低下したように感じます」
医師「それは貴方の脳が社会に適応するために多くのエネルギーを使っていて、そろそろ疲れが表に出てきたせいかもしれないね」

うーん、なるほど・・・。これもあまり自分では意識していませんでした。今感じている疲れは疲れの要因となるものを見つけて取り除きさえすれば解決できると思いこんでいたけど、根本的な要因が脳の構造にあるとするなら、いまのままで社会に適応できる方がそもそもおかしいのか・・・。「発達障害の気質だと言っても自閉症スペクトラム上では障害者扱いされる程のレベルではない」と思って自力でがんばろうとしてきたのが、これまた逆に自分の現実から逃げていただけなのかも・・・認識を改める必要があるのかもしれない。

できるだけ薬に頼らないで解決の道を探るべきという見解は医師と私で一致していました。



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KONさんがNHKの番組に出演するそうです

私のマイミクであり、サイトの相互リンクも張らせてもらっているKONさんが
5/16のNHKの番組「きらっといきる」に出演されるそうです。
テーマは大人の発達障害。
KONさんとはいじめの体験など共感する部分が多く、今から放送が楽しみです。

きらっといきる
http://www.nhk.or.jp/kira/
教育テレビ
5/16(金) 20:00〜20:29

KONさん(こんちゃん)のサイト
http://www.hpmix.com/home/miichii/



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自分の発達障害傾向

発達障害の話の続きで、私自身の話です。
興味が無い人は読み流してくださいね。

私は医師の診断は意図的に受けてないですが、自閉症スペクトラム自己診断チェック
38点(閾値超え)で、自分の子供の頃からの特性を客観的に分析しても軽度の発達障害に属していると考えています。
いくつか実例を挙げます。

1:空気の読めなさ
中学に入りたての頃、周囲と馴染めなかった自分に対して、教師が近所の同級生に登校時にうちまで迎えに来させていた際の話。
同級生がいつもよりも早くうちに迎えに来ても、それに合わせて自分の準備を早くする必要性を悟れず、普段どおりのペースで動いて平気で同級生を庭に長い間待たせていました。それを見かねた親に叱られたが、それでもなぜ自分が叱られるのか理解できませんでした。

2:モチベーションが極端
幼い頃は良い成績を取ると親や教師に褒められる事がうれしくて勉強していましたが、もともと授業そのものには興味を持てませんでした。小学校3年生にもなると完全にモチベーションがなくなり、それ以降全く勉強をせず、学校では空想の世界に浸ってばかりいて成績はほぼ全て1か2になりました。
成績が悪い事をどれだけ大人から咎められても、興味がもてない事を我慢してやる事は自分にとっては地獄であり、だんだんと自分の殻に閉じこもるようになっていきました。
余談になりますが、イジメも小学校の時からあったものの、中学2年ではイジメというレベルを超えて暴行に変わり、一時は心の病気にもなって廃人寸前まで追い込まれました。
人生に対するモチベーションが復活したのは18歳でコンピュータに出会って楽しいと思い、21歳で「プログラマになる」という目標ができたおかげです。一旦興味を持てば何時間でも納得がいくまで続けてやる気質なので、今度は逆に「勉強しすぎ」と叱られました。要するに「適当にやる」という事が難しいタチなんですよね。
もしプログラミングに出会っていなかったら今も廃人のような暮らしをしているか、この世にいなかったかどちらかだったと思います。

3:馬鹿正直さ
初めて会社に就職した時、給与の振込口座を教えてくれと言われ、それまでそう言われた経験がなかったので、口座番号だけでなく暗証番号まで教えて失笑を買いました。「暗証番号を人に教えるともしかしたら不正に引き出されるかもしれない」という推論ができず、人からそのことを教わるまでその重要性が自分ではわからなかったためです。

4:冗談が通じない
仕事で困難なプロジェクトに直面した際、社長が冗談で「もしできなかったらみんなで逃げよう」と話していました。日が経つにつれ進捗状況がやばくなってきた時、その社長の言葉を思い出して本気で「これは逃げる事になる → これ以上仕事を続けても無意味」と思ってそれ以降仕事をする気をなくしました。
見かねた先輩が助け舟を出してくれて皆が何日も徹夜して結果的にプロジェクトを完遂できましたが、後で社長から殺されそうな勢いで怒られました。ネタと思われるかもしれませんが本当の話です。
当時は本気で「だって社長がやばくなったら逃げると言ったじゃないか(´・ω・`)」と理不尽に感じていました。経験を積んだ今なら、そういう発言はその場で聞き流す冗談なんだとわかります。

5:あいまいな説明がすぐに理解できない
運転免許を取るために自動車学校で車道講習を受けていた際。
教官は「次を左」などと言いますよね。
私はその「次」が「次の大きな交差点」を意味する事がすぐには理解できず、すぐ目の前にある狭い横道に急ハンドルで入ろうとして教官をビビらせました。教官は血相を変えてハンドルを掴んできたからよっぽどその行動が変だったんでしょう(自分ではよくわからない)。
この時もやはり「普通こんな道に入らないだろう!」と大声で怒られました。
だって教官が(以下略)
私にとって免許取得の難易度はたぶん、普通の人の3割〜5割増しです。

こういうエピソードは他にも挙げだしたらきりが無いほどありますがそれはまたいつか書くかもしれません。こういう特性が原因で自尊心を失っていた人や今現在失っている人は私の他にも大勢いると思います。



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