久しぶりのブログ更新です。
元厚生次官宅連続襲撃事件について。
こういう不可解な事件が起きると「心の闇」という言い方をよくされるが、報道されている小泉容疑者の生い立ちからは少し見えてくるものがあった。なんだかオレと共通点がある。小泉容疑者はもしかしたら発達障害の器質なんじゃないかな。

子供の頃から数学が得意で佐賀大学理工学部にストレート合格
→しかし数学以外の一般教養は授業を受ける事もなく、中退。これは発達障害者によく見られることで、興味を持った事には偏執的な集中力を見せるがそのほかはからっきし駄目。

大学中退後、コンピュータソフトウエア製作会社に就職するも数年で退職
→辞めた理由は不明だが経歴はオレとほぼ同じだ。

職を転々とする息子をみかねた父親が広島市のアイスクリームメーカーに就職させた
→ここを辞めた理由は「経理をごまかす人間がいて人間不信になった」と報道されている。
わかる。不正が許せない器質。なぜだかはわからないが、汚物を投げつけられたような最低の気分になる。オレが今仕事をもらっている会社は不正とまでいかないが、売り上げさえ伸びればいいという考え方が透けて見えるのが耐えがたい。ほかにいい仕事が思い浮かばないので仕方なくやっている状態。

犬を殺された恨み
→子供の頃、なついていた犬を「ほえるから」という理由で親が無断で保健所に引き取らせた。もしも発達障害なら、人間が本来備えているはずのコミュニケーション能力が欠落しているので気心を通わせられる相手は少ないか、もしかしたらゼロだったかもしれない。
生まれつき世界でたった一人で生きている感覚だったのかもしれない。
必然的に動物が友達になるんだよね。オレが引きこもってた10代の頃も犬だけが唯一心を通わせられる存在だった。
そんな世界でたった一人の友達を無断で殺されたとしたら、オレもそうとう歪んだ人間に変わってしまっていたかもしれないなぁ。これが一体どれほどの辛さだったかは、実際にそれを体験した小泉容疑者しかわからない。人相が変わっても不思議じゃないな。

テロと勘違いされる程の情報収集力
→厚生次官の住所なんか個人が調べようと思っても相当苦労するはず。
たいていは一旦やる気になったとしても途中であきらめるよね。
よほどの偏執的集中力のなせる業だと思う。

時間的に不可解な犯行動機
→30年以上も前の話という事で「本当に犬の事が犯行動機なのか?」と疑問を持たれている。発達障害と仮定すれば、経過年数はあまり問題ではなくなる。発達障害者は一旦脳に焼きついた記憶はどんな些細な事でも何年経ってもなかなか忘れないものだからね。
覚えていようと努力しているわけではなく「忘れる」という能力が備わっていないだけ。能力の障害なのだから、言い方は悪いがサルの瞬間記憶能力が人間よりはるかに勝っている事と同じ。「忘れる」というのは実はものすごい高等な能力なのだ。

アパートの隣人とのトラブル
→「夜にトイレを流す音が気になる」などとなにかにつけてうるさいと言っては呼び出したりして近所とトラブルになっていたそうだ。
これも発達障害と考えると理由は察する事ができる。
人にもよるが、聴覚や視覚といった感覚が並みはずれて過敏なので、小さな物音などがとても気になるんだ。オレは幸い聴覚はそこまで過敏じゃなかったが、雑踏の中にいるとやはり数時間で「人疲れ」してそこから逃げ出したい気持ちになる。
人格がまともであれば自分が耐えるか、どうしても耐えられなければ引っ越しなどを考えるのだが、小泉容疑者のように人格まで歪んでしまっていると相手側に無茶な要求をしてしまうのかもしれない。
なぜ恨みが自分の家族に向かわなかったのかはちょっとわからない。
でも、もしかしたら自分の人生の歯車が狂った原因が誰のせいでもなく、生まれ持った自分の器質による軋轢にある事を漠然と理解していたのかもしれない。だから家族にも怒りを向けられず、やり場のない感情の矛先がスケープゴートとして厚生労働省に向かったんじゃないか。
「保健所と厚生労働省は無関係だと聞かされて小泉容疑者が絶句した」という報道が今日あった。
容疑者の情報源が主にネットらしいので、オレも実際に少し検索かけてみた。すると「狂犬病予防法」は実際に厚生労働省の管轄だった。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/index.html
http://www.animalpolice.net/jititai/ganbarujititai/kumamoto_city2008/index.html↑こんなページも見つかった。
平成元年から18年までに、厚生労働省の管轄である「狂犬病予防法」により、
3,098,580頭もの犬が殺処分されてきました。
というストレートな表現がある。
保健所の管轄ではないとしても、犬の殺処分との関連性をネットで検索をかけると、容疑者が誤解する可能性も決して考えられなくはないかな・・・と思った。
と言うか、保健所の直接の管轄は地方自治体だとしても「厚生労働省と無関係」と言う言い方は語弊があるのでは・・・?
容疑者の動機が真実かどうかを探るテストとしての質問なのかもしれないね。そう言ってみて、動揺したら真実を言っていると判断できる、とか。
さらにそのサイトの一番下。
1年間の犬の殺処分数を、10年前の10分の1以下に減らした熊本市の動物愛護活動のノウハウを生かしたいという江島潔市長の求めに応じ、熊本市動物愛護センター職員で獣医師の Aさん(36)が1日から1年間、下関市に派遣された。
と書いてある。
九州や山口あたりの地域は犬の殺処分を減らす努力をしていると言う事がわかる。
容疑者の出身も山口。
当初、容疑者は地元の保健所をターゲットにしたが、殺処分を減らす努力はしているという事を知り、一旦は踏みとどまった。しかし憤懣は抑えきれず、報道にあったように「体力的に今が最後のチャンス」と焦り、もっと上層部である(と思い込んだ)厚生労働省幹部にターゲットを変更した、という可能性は考えられないだろうか。
それに加え、もし発達障害であればその偏執的集中力は、言い換えればそれだけ周りが見えなくなっているという事だから是非も無い。子供の頃に歪まされた人格も悪い方向に作用して、一歩引いて考えればわかるような事さえ見えなくなっていたんじゃないだろうか。
実際のところはわからないけどね。あくまで憶測。
もちろん言うまでもなく発達障害と犯罪に直接の関連性は無い。統計的には発達障害者はむしろ犯罪を犯しにくいというデータもあるし、問題にするなら二次的な人格障害か何かの方だろうね。
大学中退、職を転々、元同級生「人相一変」 小泉容疑者
http://www.asahi.com/national/update/1124/TKY200811230184.html
「飼い犬殺した厚生省」実は筋違いだった…小泉容疑者「えっ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081126-00000073-yom-soci